ABOUT

Atelier Space Daphne のショップをご覧いただき、ありがとうございます。

このショップ名は、知り合いのデザイナーのAkiさんにつけてもらいました。『Space』には空間という意味だけでなく、宇宙という意味があるところが気に入っています。
Daphne (だふね)は我が家の愛犬、シーズーの名前です。
普段はほとんど吠えない大人しい犬ですが、好きな食べ物は全力でしつこく取りに来る、そして食べる以外は寝ている、実に羨ましい生き方をしている可愛くてしょうがない子です。

このショップでは、主に私がポリマークレイで製作したアクセサリーや雑貨を販売しています。
インスタグラム等で使っている『Laimė Blue』(らいめぶるー)が作家名です。
青色が好きなことと、たまたま出会ったリトアニア語のėの文字がかわいくて、この名前を使っています。
『Laimė』は幸せという意味です。

私がポリマークレイと初めて出会ったのは2005年頃のこと。
家庭用のオーブンで焼くとプラスチックのように硬くなる、そして色が美しいアメリカ製の粘土を知って驚きました。
私が求めていた条件を満たしたものだったからです。

子供の頃からアニメや漫画が大好きでした。
その頃はビデオもない時代だったから、父のカメラでアニメのテレビ画面を撮って、失敗したフィルムは漂白剤で透明にしてセル画の代わりにして絵を描いたりして。

高校生の頃になると好きなキャラクターを立体にしたくなり、ちょうどブームになっていた石粉粘土でフィギュア作りに熱中していました。
フィギュア製作は大学生になっても続けていましたが、残念なことに石粉粘土は、劣化してしまうんです。
せっかく作った人形が、数年後には触ると崩れてしまう悲しさ。

そこで次に見つけたのがビスクドールでした。
NHKの文化教室に数年通いました。
ビスクドールは、焼いて作る陶器の人形です。
ジュモーなどの、フランス人形が有名です。
高温で数回焼成する人形は、作りがいがあります。
でも、自分の窯を持っていない、材料も自力で手に入れられないというハンデ、そして何より高額な製作費用。

もっと自由に作りたい、と思っていたところで、出会ったんです。
耐久性があり、お店で気軽に購入できるポリマークレイに。
まるでパレットの絵の具で描くように混色ができて、平面も立体も作れる!
家庭用のオーブンで焼けて、プラスチックのように軽くて、水にも強い。
さすがにビスクほどの強さはないけれど、私には夢のような材料、ポリマークレイとの出会いでした。

ただ、ポリマークレイにはまってからは肝心の人形を作る機会がめっきり減りました。
まるでパレットの絵の具で描くように花々の模様をクレイで作るのが楽しいんです。

ポリマークレイ作家の作品は、絵画の世界と一緒です。
色んな作風があります。
そしてポリマークレイはアクセサリーを作る時、ビーズから自分で作れる楽しさがあります。
ガラスや金属、レジンなどの異素材とも合わせられる自由さもあります。

そんなポリマークレイを使って作る楽しさから生まれたアクセサリーが、今度は着けた時に感じるハッピーに繋がりますように。
願いながら、一点一点作っています。
量産できないのが悩みどころです。

願わくば、「普段はアクセサリー着けないの」という人に、そして私より先輩の方々にも試してもらえたら嬉しいです。


オーダーにも対応させていただきたいので、お気軽にお声掛けください。